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  • 執筆者の写真店主

AIスタイル写真の誕生





本ページをご覧いただきありがとうございます。


サロンモデル専門店の店主でございます。


2023年3月から事業を開始し、お陰様で掲載実績は100店舗以上となりました。

この場をお借りしてお礼申し上げます。

今後も「経営者の悩みの何か一つでも解決できる」サービス提供をして参ります。



今後このブログでは、生成AIについて皆様に広く知っていただきながら、「美容業界が抱えている課題をAI活用によってどのように解決していくか」といった議論の場として活用して頂けるようなコンテンツ作りを進めていこうと思います。

気軽にコメントをしたり、お仲間との話のネタとして、どうぞお楽しみください。


 

目次


1.サロン経営に迫るDX化の波

 1-1.日本企業の現状

 1-2.サロン業界の現状

 1-3.人手不足への対応

2.伝統的スタイル写真の課題

 2-1.カメラのコモディティ化

 2-2.プロカメラマンとインフルエンサー

 2-3.撮影業務のコスト

  2-3-1.金銭的コスト

  2-3-2.業務コスト

  2-3-3.リードタイム

 2-4.モデルの確保

  2-4-1.モデル起用の課題

  2-4-2.お客様に協力を依頼する場合

3.生成AIの強みと弱み

 3-1.金銭的コスト

 3-2.段取のコスト

 3-3.モデルコスト

 3-4.表現の可能性

 3-5.再現性の課題

4.AIスタイル写真の未来と展望


 

1.サロン経営に迫るDX化の波

1-1.日本企業の現状

「日本企業の経営課題2021」によると、日本の企業のDXへの取り組みは、着実に進んでいることがわかります。すでにDXに取り組んでいる企業は45.3%。昨年の28.9%より大幅に増加しています。


1-2.サロン業界の現状

このブログをご覧になっている皆様のヘアサロンにおいても

・予約管理

・決済

・顧客管理

・集客

・仕入れ

・勤怠管理...

などの業務は既にDXが関わっていることと思います。

特に、近年主流になりつつある「業務委託サロン」においては、これら業務のDX推進は優先度が高い事項であると言えます。


1-3.人手不足への対応

全国的な人材不足を解消する手段として、細々とした業務はオンラインで管理し、スタイリストには高額報酬を還元するというビジネスモデルの台頭により、DXが進んでいるか否かは今後のサロン経営に大きな影響を及ぼす一因となりつつあります。



2.伝統的スタイル写真の課題

2-1.高機能カメラのコモディティ化

2023年にはスマートフォンの比率は96.3%となり、一昔前の一般的なデジタルカメラでは考えられない程の、10メガピクセルを優に超えるカメラを搭載し、豊富なフィルター機能を使って誰でも簡単に綺麗な写真を撮ることができる時代となりました。

これによりSNSで誰でも簡単に集客ができるようになり、フォロワーを何万も抱えるスタイリストも誕生するようになります。


2-2.プロカメラマンとインフルエンサー

現在のスタイル写真は、モデルとプロカメラマンを起用した撮影と、SNSマーケティングに特化したスマホの撮影に分けられるようになりました。

経営者の観点からすれば、やる人間によって結果が大きく異なるSNSマーケティングは再現性の低い広告であり、安定した集客を目指すためにはモデルとカメラマンを起用した撮影に頼らざるを得なくなります。


2-3.撮影業務のコスト

2-3-1.金銭的コスト

ヘアモデル、カメラマン、スタジオ代、レタッチ代、スタッフ人件費などを含めると、一回の撮影に10万~30万円ほど必要になります。※当社調べ

仮に20万円として利用できる写真が10枚とすれば1枚当たりのコストは1万円となります。


2-3-2.業務コスト

撮影を行うには、人選や予約、打合せ、当日の構成やセットに至るまで全て自分で段取りしなければなりません。技術を売らなければ売り上げが上がらないビジネスモデルにおいて、撮影の業務コストは大きな負担となります。

業務委託が進む中、頼めるスタッフもいないとなればオーナー自ら対応しなければならないのが現状です。


2-3-3.リードタイム

人選、予約、打合せ、当日の構成を考えると、良い写真を撮るためには1~2か月の準備期間は最低限でも必要になってきます。

ましてや新店舗のオープンともなれば、掲載開始日が決まっている中での撮影段取りは相当なプレッシャーとなります。

これらを考えると、最新の技術やトレンドの知識を持っていながら、広告に使う宣材写真を新しくできない経営者の苦悩がとてもよく理解できます。


2-4.モデルの確保

2-4-1.モデル起用の課題

イメージに合うモデルが見つかったとしても、分が表現したいスタイルやカラーを施術できるとは限りません。

レングスやカラートーン、パーマと言った表現はモデル側の意向により制限される可能性が高いと言えますし、一度の撮影で表現できるセット数に限界があります。

更に、モデルによっては掲載先の限定や写真の加工を認めなかったり、掲載取り下げの要請リスクも生じてきます。


2-4-2.お客様に協力を依頼する場合

顔がしっかりと写るフロントショットを断られたり、自身が求める容姿の方が現れなかったりと、撮影機会をコントロールすることが難しいのが現状です。

仮に、機会を得たとしてもある程度のカメラワークの知識が無ければ、十分に写真表現できず訴求力が低下してしまう可能性もあります。



3.生成AIの強みと弱み

3-1.金銭的コスト

人、物、場所が必要だったものが、AIで完結することで、技術者の技術コストと少しの電気代だけで済みます。

従来のサロンモデル撮影コストから最大約70%を削減できます。

これにより、これまでの予算で定期的に最新のスタイル写真を更新できるようになります。


3-2.段取のコスト

技術者に欲しい画像のイメージを伝えるだけで、あとはAIがスタイル写真に適した構成で画像の生成を行います。

人選、予約、当日のセットやレタッチ作業等の撮影業務を大幅に削減できます。

これにより、経営業務や現場業務、開店準備などの業務に集中することができます。


3-3.モデルコスト

年代別の容姿端麗なAIモデルは、顔出しNGやモデル側の制約といったものがありません。

モデルのライフスタイルに合わせてレングスやカラートーンを決める必要もありません。

これにより、統一感を持たせた掲載や訴求力のアップを期待できます。


3-4.表現の可能性

流行りのヘアースタイルから、艶髪やペールカラーといった表現まで幅広く対応しています。

一般的には維持が難しくモデル数が少ないスーパーロングなども表現が可能です。

これにより、店舗独自の雰囲気に合わせたスタイル写真の掲載が可能になります。


3-5.再現性の課題

現在のAI技術では、人間の脳内の画像イメージをそのまま表現するような細かな指定というのは難しいです。

例えば、バレイヤージュを希望の配色で表現することや、デザインパーマといった詳細な表現を希望通りに生成することは再現性が低いです。

訴求したい部分を明確にして、それに合わせてAIに画像を作ってもらう事をお客様にはおすすめしております。



4.AIスタイル写真の未来と展望

現在、日本のAI産業は急速に発展しており、政府も積極的に支援していく方針です。

この状況はまさに追い風であり、特にAI画像生成技術は多くの業界から注目されています。

アパレル、求人、小売り、さまざまな店舗ビジネスでの広告写真など、幅広い用途が考えられます。

一部の大手企業はすでにAI画像生成を導入しており、AIが一般的になることで、AI生成画像はネット上に溢れる日が来るでしょう。この流れが美容業界のスタイル写真にも変化をもたらすことは避けられません。

しかし、現状ではAI画像生成サービスは高額であり、小規模な店舗にとっては導入が難しい状況です。

サロンモデル専門店は、低価格のAI生成サービスを提供し、美容業界がAIの波に乗る手助けをしようとしています。

私たちは、美容業界からもAI産業をけん引し、新たな時代を共に築いていけることを願っています。

私たちと協力して、日本のAI産業が一層盛り上がり、未来に向けて進化していくお手伝いができれば幸いです。

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